自分の名前の一字を使って、子供の名前を付けてもらったり入学祝いをくれたり何かと一緒に居る
40代くらいの男性を親戚って思わない方が不思議ですよね。そんな話がある、【きのう何食べた?】最新刊15巻の紹介です。ドラマ化おめでとうございます!!
毎日美味しいご飯のレシピ付
原作【よしながふみ】さんの【きのう何食べた?】の一番の魅力は筧さんの作る節約と健康を兼ね備えた美味しい低カロリーメニューですよね!
筧さんとケンジのやりとりもほのぼのしますが、40代のリアルが詰まっている本ともいえます。
仕事も順調、親も年をとりまわりは結婚して、自分も年齢を感じると時が流れている本なので時を感じます。
実際作ってみた
きのう何食べた?には、本当においしそうなメニューなんですが、実際作っても美味しいんです。
これすごい。佳代子さんのレシピで【アクアパッツァ】【ローストビーフ】【サバの味噌煮】が自分が作って家族にも好評でした。サバの味噌には魚が苦手な子供にはちょっとと懸念されそうなんですが、家の子供二人は魚大好きっこになってくれました。佳代子さんありがとう。
【アクアパッツァ】【ローストビーフ】は、豪華なメニューなんですが作り置きに最適です。
筧さんのお母さんが作る【シフォンケーキ】は型がなくてもOKです。自分もパウンドケーキ型で作りましたが、ふわふわとした生地に、控えめの甘さで優しい気持ちになれる美味しいケーキです。
アイシングにレモンを小さじ2くらい加えて作ると、レモン風ケーキになるのでアレンジもいいです
普通って何だろう?
LGBTについても考えれる本です。筧さんとケンジは同性愛者で、同じところに住んでいます。
筧さんを通じて、同性愛者の抱える問題も垣間見えたりします。
自分は周りの同性愛をしている方を見てきたので、疑問に思いませんでした。性についても、体とココロが一致しない子も居たので、自分にとってそれが【普通】でした。
昔は【~らしさ】という考えもかなり強かったですが、好きではないです。
生き方も、生活も、性別も自分の自由に生きれる事が、個人の幸せに繋がるという考え方に変っていけばいいのになと思いました。
きのう何食べた?は料理メインのマンガですが、この作品を通じて【性】への偏見などが薄くなり性別ではなく個人として見れるようになれば、もっと住みやすい環境になるのにと思います。
自分と親との関係
筧さんのお母さんは、筧さんが【同性愛者】である事を受け入れられずに、宗教にはまりお金をつぎ込みます筧さんはそんな母親の姿を見て、すごく心を痛め自分の行き方を変えようとした事があったと過去がたりでありましたが、筧さんが行き方を変えなくてよかったと思っています。
親の価値観と自分の幸せ
同性愛者である筧さんは、女性と結婚し子供を授かろうと一時期考えたそうですが、自分はそれは不幸の連鎖の始まりのように思うので、思いなおしてくれてよかったと思います。
親子でもどうしても分かり合えない時がある、分かり合えないときは距離をとって、時間が解決してくれるのをまつそれがイチバンのように思います。実際筧さんと親御さんとの関係も、時間と共に変わりケンジをご両親に紹介したりする所までかわり、最後は筧さんとケンジが一緒に暮らすこと自体にも理解しているように見えます。どれだけ反対していても、親は子供が幸せそうにしている姿を見ていると、自分のこだわりがどうでもよくなってくるようにこのマンガを通して思いました。
最後に
よしながふみさんの作品は、奥が深くて内容が濃くて面白いです。薄っぺらなく登場人物一人一人に血が通って生きているように考え悩み、そして生活していくという一人の人間の生活を垣間見ているように感じると身近な分より親近感が沸き、深みを増すように思えます。